公務員

6号給昇給していく公務員の特徴【6号給昇給する度に生涯賃金が100万ずつ増える】

どうもすけまるです。

今日は、6号給昇給していく公務員の特徴について解説していきます。

公務員の昇格や昇給については、こちらの記事で詳しく解説しているので先に見ておくとこれから解説していく内容がすんなり頭に入っていくかもしれません。

ちなみに私は公務員5年目に初めて6号給昇給しました。

前年度にどんな意識で仕事をしていたのかなどについても解説していきます。

(※証拠写真は下記のとおりです。)

公務員の6号給とは

そもそも公務員の6号給昇給とは何なのかについて解説します。

6号給とはどのような給与形態か

まず、前提として公務員の給料は、下表のような給料表に基づいて決まっています。

級(横軸)は数年に1度のペースで1級ずつ上がっていき、号級(縦軸)は基本的に毎年4級ずつ上がっていきます。

ただし、優秀な職員は4号給ではなく6号給昇給していくのです。

たった1年で2号給の差が開いてしまうわけですから、その差は結構でかいですよね。

地方公務員.comさんから引用

6号給昇給していく職員の割合

私が従事している自治体では、職員の20%が6号給昇給していくとなっております。

ちなみに、8号給昇給という区分もあるのですが、8号給昇給した職員はみたことがなく都市伝説だと思っております。

6号給昇給する職員の特徴

実際に6号給昇給したことがある私が思う6号給昇給する公務員の特徴は下記のとおりです。

組織に欠かせない存在になる

産休、育休、傷病休暇などで職員の欠員が生じることはよくある話です。

人事部が気を利かせて職員を補充してくれるといいのですが、基本は補充なしなので、欠員が生じた組織は厳しい状況に陥ってしまいます。

このようなピンチの場面で、欠員職員の業務を率先してこなしていき、組織に欠かせない存在になると所属長に評価され6号給昇給しやすくなります。

私が6号給昇給した時も、傷病休暇で休んでしまった職員が担当していた業務の8割近くを私がこなしており当時の組織にとっては私は欠かせない存在であったと思います。

余談ですが、実は今も傷病休暇者の仕事の8割近くを私が担当しているので次回の昇給は6号給昇給だといいのですが・・・

能力が高すぎる職員

能力が高すぎる職員も6号給昇給しやすいですね。

ただ、公務員の大半は能力が高いので、能力で6号給昇給を勝ち取るのは結構難易度が高いと思います。

ちなみに私が「この人能力高いな~」と思う人は、

  • 上の人にも自分の考えを言える
  • 理解力が高い
  • 自分が担当していない業務の知識もある
  • 前例にとらわれない
  • 業務を効率化していく

このような人です。

所属長や班長を巻き込んで仕事を進めていく

仕事は大してできないのに、なぜか毎年6号給昇給していく職員もいます(笑

仕事の見せ方がうまい人ですね(笑

「報・連・相」は社会人の基本ですが、しつこいくらいに所属長や班長に「報・連・相」していくことで、所属長や班長に「こいつ仕事頑張っているな・・・」と思わせる方法です。

ずるいやり方ですが、やろうと思えばだれでもできるので6号給昇給していきたい人は試してみてください。

6号給昇給していくメリット

6号給昇給していくメリットを3つ紹介します。

給料が高くなる

4号給と6号給の差は2号給ですが、2号給差が開くと1か月の給料でだいたい3千円くらいの差が出ます。

1か月だとたった3千ですが、1年だと3万6千円、30年だと100万円以上です。

つまり、たった1年仕事を頑張って6号給昇給するだけで100万円の価値があるんです。結構期待値高いと思います。

出世するスピードが速い

号給が高い人ほど早く昇格していきます。

号給高い=仕事ができる人=昇格しやすい。当たり前ですよね。

同期でも、主任を5年で主査になる人や主任10年で主査になる人、これくらいの差がでても全然不思議ではありません。

尊敬される

若いのにそれなりの役職についている職員は、周りの職員から「この人仕事できるんだろうなぁ」と尊敬されます。

6号給昇給するデメリット

担当する業務のレベルが高くなる

役職が高くなるほど担当する業務のレベルは高くなります。

財務、議会、議員対応など、組織を左右する業務や組織を代表する業務を担当することになることが多くなるでしょう。

これにやりがいを感じる人はいいのですが、仕事を頑張りたくない人にとっては、6号給昇給することはデメリットでしょう。

6号給昇給したい職員がいる一方で、昇級願望がなく万年主事(主事は一番下の役職)でいいと思っている職員もいるのです。

万年主事でいたい人の心理については、【昇格しないでずっと主事でいる方がコスパ良い!?】という記事で解説しているのでよかったら覗いていってください。

まとめ

6号給昇給していく公務員の特徴や6号給昇給するメリットなどについて解説してきましが、理解いただけましてでしょうか。

6号給昇給する職員は、全体の約20%とそこまで難しいものではなく、6号給昇給すると生涯賃金が100万円アップするなどそのメリットはかなり大きいです。

せっかく働くならぜひ6号給昇給を目指して仕事をしてみてください!

ABOUT ME
すけ丸
平成、関東生まれ。現役公務員のすけ丸です。 年間800時間残業をする激務部署からほぼ残業なしの部署まで幅広く経験。 公務員やらながら資格取得にも励み、FP3級、宅建、行政書士に合格。 現在は、公務員の魅力やリアルな情報を伝えるためブログを書いたり、電子書籍を出版しています。 好きなことは本を読むこと。毎月3~4冊くらい読んでいます。